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5月30日・31日の両日、第63回府高定期大会が開催されました。全ての子ども達と教職員が元気になるための「学校・職場づくり」への決意を固め合う大会となりました。
大会では、藤田新一日高教書記長、藤本雅英京教組委員長、山内佳子日本共産党京都府議の来賓挨拶と山城地域の高校統廃合問題を考える会の角野圭一さん、中田衛一君ネットの西村大輔事務局長、高校生春討実行委員会からの訴えがありました。
大会討論では41人の代議員から発言と2名の文書発言がありました。退任された寺内前委員長の退任の挨拶がありました。以下、委員長挨拶と発言の要旨を紹介します。
どの職場にも元気で温かく、子どもに真摯に向き合う すばらしい府立高教組の旗を
府立高教組執行委員長 原田 久
本大会は、自公政権への国民の怒りが沸点に達し、国民の意思が政治を動かす情勢の中で行われています。小林多喜二の『蟹工船』が多くの若者に読まれ、マルクスが歴史の先を読んだ人物として注目されています。現政権は、労働者を使い捨て、老人は早く亡くなれと言わんばかり。福田内閣支持率が二〇%を切るのは当然。今後、衆議院を解散して、国民の信を問えという声はますます大きくなります。「航空自衛隊のイラクでの活動は憲法違反」との画期的な判決が出ました。読売新聞世論調査では、改憲反対派が賛成派を一五年ぶりに上回りました。9条の会の活動などの草の根の運動が大きな役割を果しています。
その一方、改憲勢力は必死の巻き返しに出ています。自民、公明、民主等の国会議員が「新しい憲法を制定する推進大会」を開催しました。地域や職場で平和を守る活動を大いにすすめ、国民の中に「戦争する国」ノーの圧倒的な世論を築きましょう。
子どもの思い、父母の声、全ての教職員をつなぐ学校づくりを
教育基本法の改悪後、新しい「職」の設置、教員免許更新制度の導入など教育現場に大きな影響を与える施策が次々と出されました。三月告示の学習指導要領では、道徳教育を全教育活動に関わらせ、教育目標や内容、方法に国家が深く踏み込んでいます。
しかし、「主幹教諭」はすでに東京で破綻し、免許更新制度も全国都道府県教育長協議会が事実上反対を表明する意見書を出しました。
子どもと向き合い日々教育をすすめるのは他でもない学校現場で働く私たち。子どもの思いに心を寄せ、父母の声に耳を澄まし、良い教育がしたいという全ての教職員をつなぐ、学校づくりを意気高くすすめましょう。
長時間過密労働縮減に具体的な成果を上げよう
「昼休みなんか取れない」「勤務時間が終わっても仕事が残っていて、帰れない」と、「長時間過密労働ノー」の声は教育の質を確保する上でももう待ったなしです。
京都市教組の超勤裁判で、一部勝訴しました。週休日勤務振替等、私たちのたたかいが切り開いてきたことを生かして、長時間過密労働縮減に具体的な成果を上げられるように大いに知恵を出していきましょう。
若い仲間といっしょに「教育の集い2008」(全国教研)を大きく成功させよう
団塊の世代の大量退職が始まり、新しい仲間がどの職場でも増え始めています。昨年の定期大会での若い女性教員の発言は胸に迫るものでした。
「度重なる研修では、現実に目を向けない空虚な言葉だけが隙間なく並べられ、裏では耳をふさぎたくなるような愚痴と憤激を爆発させ、教員として採用されたことが不幸でしかないような気持ちになりました。…自分の考えは一切口にせず、常に警戒しておいた方がよいと考えるようになりました。出勤前に毎朝訪れる腹痛から始まる、さまざまな体調不良に、仕事をやめたいと思いました。」
幸いこの先生の職場には府高のすばらしい仲間がいました。分会長はこの先生に声をかけ、食事に招いたりと、彼女を励ましました。他の組合員も声をかけ、こうした中で、この先生は元気を取り戻していきます。今、学校現場ではこうした分会活動こそ求められています。
四月の府高青年部再建総会の基調報告は「私たちの時代は『組合に入って当たり前』の世代とはかけ離れている。職場もどんどん息苦しくなっていくかもしれません。だから今こそ、職場の中に『組合の視点』が必要なのです。なぜなら組合は『元気になるところ』だから。ここに府立高教組の青年部を立ち上げ、未組の人も含め、集い、学習し、そして遊びましょう。」と述べています。
どの職場にも元気で温かく、子どもに真摯に向き合うすばらしい府高の旗をいっそう高く掲げましょう。「教育の集い2008」(全国教研)が、八月二一日〜二四日に京都で開かれます。全国の優れた仲間の実践を大いに学び合うチャンスとして、全国の仲間と共に、この集いを大きく成功させましょう。
