丹後・与謝通学圏「教育を考えるつどい」
2月15日夜、「野田川わーくぱる」において、丹後・与謝通学圏「教育を考えるつどい」を府高丹後・与謝ブロックと与謝教組共催で開催しました。
このつどいは、昨年、与謝教組から丹後・与謝ブロックに「高校の実態を知りたい」との要請があり、10月から交流する中で、「ぜひ以前のような通学圏集会を開催したい」と前向きな議論になり、数回の実行委員会を重ねて開催したものです。
当日は大雪という悪条件の中でしたが、50名を越える参加者があり、会場は熱気に包まれました。府高からも約30名が参加しました。
つどいでは、元宇治久世教組委員長で、現在は滋賀大学教育学部准教授の倉本頼一先生に「子ども・青年の事件等から見えてくる移行支援の課題と教育〜引きこもり・いじめ・自殺・少年事件を通して考える〜」と題した講演をしていただき、その後、参加者による意見交流を行いました。
倉本先生は、青少年事件や子どもたちの作文を例に挙げ、「友達づきあいに疲れている」「他人を傷つけることには無頓着だが、自分が傷つけられることは激しく気にする」「いじめ即自殺でなく、いじめ→うつ→自殺の過程を経る」「できることはとことんやるが、できないことは全くしない」「ストレスをためこんで表に何も表さない」という昨今の子どもたちの実態を紹介され、「『あなたは大切な人』というメッセージを送り、自己肯定できる子どもに育てることが大切」と訴えられました。
講演後は、小・中・高の教職員や保護者、地域の方々が、それぞれの立場から、子どもたちの実態、親の実態、学校の実態、地域の実態などを積極的に語られ、熱い思いを交流し合いました。その中で共通して語られた「人間関係が希薄になっている」という実態から、子ども同士、子どもと親、子どもと教職員、親同士、親と教職員、教職員同士など、あらゆる「つながり」「ネットワーク」が大切だということを、改めて全体で確認しました。
このつどいを出発点にして今後も引き続き、丹後・与謝地域の教育を積極的にリードしていく基盤づくりを奥丹・与謝両教組とも協同して取り組んでいきたいと考えています。
