一二月一日、女性部は長岡産業文化会館において、教研を行いました。乙訓ブロック各分会の実行委員と書記局で準備を進めてきました。当日は三二分会一○○人を超す参加があり、とても元気の出る教研になりました。
全体会オープニングは向日が丘養護学校歌声サークル「ひまわりっこ」によるすてきな合唱とトーンチャイムの音色が会場をやさしく包みました。
続いて、教研はじまって以来初の現役学生(神戸女学院大学文学部石川康宏ゼミナール)四人による講演がありました。若い人たちが重い事実をしっかり受け止め、学んだことを今度は中高生向けに本にまとめていきたいという講演に、感動と激励の拍手を送りました。
午後からは、@アロマテラピー A平和について考える B女性の心と体 C高校における特別支援教育の四つの分科会にわかれて講師を囲んで学び合いました。
わたしの言葉で伝えていきたい〜女子大生の講演〜
「『慰安婦』問題に出会って」の講演の中で女子学生は、まっさらの気持ちで一日五時間のゼミの中でアジアの歴史や韓国について学びました。wam(女たちの戦争と歴史資料館)や戦傷病者資料館、靖国神社見学、韓国にある「ナヌム(わかちあいという意味)の家」でのハルモニの証言聞き取りなどの体験の中で、感じ学びとった考えや思いを自分の言葉で語ってくれました。「ハルモニたちの戦争は終わっていない」「ハルモニは『恥ずかしい』ということと『記録してください』の思いを語られた。自分の言葉で伝えていくことが私にできること」「この国の加害の事実を伝えていき、二度と同じ過ちを繰り返させないようにすることが私の愛国心」と語りました。
「慰安婦」問題をめぐる基本的な論争点 @この制度をつくり、運営したのが民間業者か、当時の政府と軍そのものだったのか。A「慰安婦」は一方的なレイプ犠牲者なのか、あるいは金儲けのために自ら「売春」を行った人なのか。関連して「戦争にはレイプはつきものだ」「苦しければ『慰安所』から逃げればよかったのだ」といった議論に対しても一つ一つ文献や政府の文書を読み解き、明らかに国や軍の関与があったことをはじめ、明確に論破しました。韓国では一一八人の「慰安婦」が存命、今年六人が亡くなられました。学生たちは、「『慰安婦』問題が過去の歴史の問題だけでなく、何より過去を直視せず、残された問題を解決しようとしない現代の問題であるという理解を深めていきました。真実を市民の目から遠ざけ、真実の究明に背を向ける政府をつくり、老いた被害者を苦しめ続ける政府をつくっているのは今に生きる私たちです。私たちは、そのような国の主権者であることの責任を自覚しないわけにはいきません。」と講演をむすびました。
■参加者の感想より
○大学生のみなさんの学びの姿勢に私自身学ばせていただきました。自分にできること、すべきことに一つでも気づき、動ける自分になりたいと思いました。
○あいさつからすでにいやされました。モヤモヤが晴れて、心が開かれるオープニングでした。来て良かったなあと心から思いました。うちの分会でもコーラス部をつくりたいと思いました。講演は、未来を感じました。慰安婦について知らないこともあり、深く研究されていることに驚きました。何より若さと行動力が素晴らしい。
