京都府高ニュース

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新年のあいさつ

府立高教組執行委員長 寺内 寿
 明けましておめでとうございます。
 昨年は、“教育基本法の改悪を許さない!”国民世論と運動が、政府と自民・公明の巨大与党を土俵際まで追いこみ、戦後教育史上の画期をなすたたかいが、日本を席巻しました。
 その一翼を担った府高の“アピール賛同運動”“職場九条の会づくり”は、改悪教育基本法の具体化と職場への押しつけを許さない、新たな学校づくりの力と展望を生み出しつつあります。
 職場の組合員のみなさんと一緒に、この歴史的たたかいに参加できたことを心より感謝し、誇りに思います。

 たたかいはこれからです。改悪教育基本法の具体化と押しつけは、必ず、国民や学校現場との矛盾を深め、破綻せざるを得ないでしょう。それは教職員の良心と信念、父母・国民の子どものすこやかな成長・発達への願いをおさえこむことはできないからです。
 子どもの成長・発達は、真理と道理にもとづき、子どもとの信頼関係、人格的ふれあいを通じ、教育の自由・自主性が尊重されることによって初めて可能となります。それを保障したのが憲法13条(国民の幸福追求権)、19条(思想・良心の自由)、23条(学問の自由)、26条(国民の教育権)です。政府・文科省は教育基本法を改悪することはできても、これら憲法の諸条項の制約から逃れられず、そこに示された教育の条理まで変えることはできません。さらに、私たちには、憲法と教育基本法の精神に支えられ、子どもの人間的成長を願ってとりくまれてきた民主教育と国民的な教育運動の大きな蓄積があります。
 ここに教育に対する権力支配を打ち破り、教育の営みを守り抜く確かな展望があります。
 すべての組合員のみなさん、憲法をよりどころに子どもと教育を守る新たなたたかいに歩を進めましょう。

写真撮影:小野真太郎さん(東宇治高校分会)
書:寺内 寿 委員長